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今日、ハンバーガーを食べた。
腹八分目という言葉の意味をそろそろ誠実に理解しなければならない年齢でありながらも、全く自重せずにデザートとして、
「iPhoneアプリのクーポンで30円安いから仕方がない今食べるしかないんだ今食べなければどうするんだ!」
と自己暗示で見えない何者かに打ち勝ち、新作のパイも食べた。
それで三角形のパイに合わせてつくられた三角形の紙箱のフタには、
『熱い中身が飛び出してやけどすることがありますのでお気をつけください』
とかいう文言が印字されていて、それがなまら気になったのだった。
最近、ここ10年くらいだろうか。
こういった注意書きというものがやたらめったら目に入ってくるようになったのは。
人々が注意不足な傾向にあるのか。
それとも注意不足っぷりは特段昔の人とは変わらないけれど、ソショウシャカイとかいうヤツになりつつあって、それが怖くて企業が注意書きを書きまくっているのだろうか。
どちらにしろ、毎度余計なお世話だし無駄だなぁと思っていた。
とにかく、角っこから噛り付いたなんとかパイはかなりうまかった。今年一番のヒットかもしれない。帰りにもう4、5個買って帰りたかった。
パイ生地はしっとりとしていながらも、ほどよく特有のサクサク食感が残っている。
けれど、肝心の中身があまり詰まっていないのだった。
偏っているのかな、と少し大きく噛り付くと、クリームチーズ、そしてブルーベリーソースのまろやかで甘酸っぱい風味が口いっぱいに広がってゆく。
おいしい。
やっぱりソースが偏っていたんだ。
もぐもぐもぐもぐ、僕は一心に三角形に噛り付く。
「ふごぉっ!!」
そして、やけどを負った。
客観的には、混み合う土曜午後のハンバーガーショップでひとり、クリームブルーベリーなんとかパイをふがふが頬張っていたが、熱々クリームが飛び出しやけどを負い、突如
「ふごぉっ!!」
とかいう豚のような声をあげてパイ生地を喉に詰まらせ、ごぼごぼむせながら飲み物で飲み下そうと手にとったそれはストロベリーシェイクだったという不幸の連続に遭った男がいた。
それは今日の僕だった。
時に今、この文章を書いているカフェでは、長居しているとお茶が無限に出てくる。
ここのウェイトレスのお姉さんはいつも謙虚で親切だ。
「もしよろしかったら、お茶をどうぞ。どうかお熱いのでお気をつけて……」
小柄だけど、背筋がピッとしていて、パリッとしたここの制服がよく似合っている。お姉さんは、正直言ってとても可愛い。
でも、湯のみをテーブルへ置く瞬間、
『慢心してはならない……』
と、彼女の視線から警告のようなものを僕は感じとったのだが……。
「( いや、気のせいだ)」
「(むしろ、ここへあしげく通っているこの僕に惚れているんじゃないかろうか……?)」
こうして、本日二度目のやけどを負った。
ブルーベリーチーズベリーなんとかクリームパイうまい (via myk0119)
(Source: nanabusode, via rurinacci)